ここ最近は開発環境構築の準備をしていました。実は以前にsubversionapacheの連携の時点で躓いていて、そんなときにtrac月という非常に便利なものを発見してしまい、trac月があるという理由だけでサーバーをWindowsにしちゃいました。そもそもtracを使おうと思ったのもtrac月がきっかけだったりします。
そんな訳で基本はtrac月をインストールするだけでできちゃうので非常に簡単なのですが、ちょっとだけ苦労した点をメモ。

Continuum

サービスの起動に失敗するのでログを見てみると

Unable to execute Java command. 指定されたファイルが見つかりません。 (0x2)
"%JAVA_HOME%\bin\java" -Dclassworlds.conf=・・・(以下略)

JAVA_HOMEという環境変数が設定されていないように見えたので確認してみたもののちゃんと設定されていたので、wrapper.confの

wrapper.java.command=%JAVA_HOME%/bin/java

という部分を具体的なパスに書き換えたら無事に起動しました。
よくよく考えるとJAVA_HOMEが設定されていたのがユーザー環境変数だったというオチが・・・。

trac

権限とかチケットタイプとかの設定を各プロジェクトに対して手作業でやるのがかなり面倒なので、新規作成した時点でカスタマイズされたものを作れないかと思ってまずやったのがcreate-projectからカスタマイズのバッチをキックする方法。ところがカスタマイズ用バッチでtrac-adminを何回か実行すると「文字列が大きすぎます」とか言われて途中で実行できなくなってしまいました。一回このエラーがでるともうtrac-adminは実行できなくなるけど、コマンドプロンプトを立ち上げ直すとまた復活するという変な状態。そこでtrac-adminを見てみると

SET PATH=%TRAC_PACK_ROOT%\python;%TRAC_PACK_ROOT%\subversion\bin;%TRAC_PACK_ROOT%\apache2\bin;%PATH%

これでPATHが実行する度に肥大化してしまっていたようです。なのでtrac-adminを使わないで直接

python.exe "%TRAC_PACK_ROOT%\python\Scripts\trac-admin" %*

を実行すればよさそう。
でもinstallフォルダにあるdbinit.sqlを編集した方が簡単そうだということに気が付きました。
初期設定はdbinit.sql、メンバーの入れ替わりとかで頻繁に発生しそうな権限の付け替えだけはバッチ化しておくってのがよさそうです。